2011年5月28日土曜日

放射能について最低限知っておきたい9つのこと No.1

放射能について最低限知っておきたい9つのこと(naverより)

1. 放射線を測定する単位はそれぞれ意味が違う

※放射線を計測する上でそれぞれ単位があることを理解する必要がある。

★ベクレル(Bq)
放射線を出す能力を表す単位
(1Bqは、1秒間に1個の原子核が崩壊すること)

★グレイ(Gy)
放射線のエネルギーが物質にどれだけ吸収されたかを表す単位
(1Gyは、物体1kgあたり、1ジュールのエネルギー吸収があるときの線量)

★シーベルト(Sv)
人が放射線を受けたときの影響の程度を表す単位
(Svは、Gyに線質係数をかけたもの)


グレイ(Gy)とシーベルト(Sv)はどう違うのでしょうか?
 Gyという単位は、物理的な量を表す単位で、例えば「人体に放射線によりどの位のエネルギーが与えられたか」を表しますしかしながら同じエネルギー(線量)が与えられても放射線の種類によって生物に与える影響が変わることが知られています。これを補足するために、Svが使われます
Sv=放射線の種類による生物効果の定数×Gy
で表されます。したがって、Svは被曝の影響を議論する際に使われ、現在の放射線障害防止法もこの量に基づいています。このためGyが物理量の単位と呼ばれるのに対し、Svは防護量の単位と呼ばれています。この定数はγ線やβ線に対しては1で、中性子線、α線、重粒子線などになると5から20の値をとります。したがって、JCOの事故のように特殊な例を除いて、通常の被曝はX線、γ線が主ですのでGy=Svと扱ってかまわないことになります。





μ(マイクロ)、m(ミリ)について

  • SI接頭辞
    μ(マイクロ)、m(ミリ)は、メディアの報道などで「単位が違う」などと言っているが、これは「SI接頭辞(接頭語)」。
    単位の前に付けて1000倍や1/1000倍などを表現するために使われる。
    パソコンの世界では、k(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)などがよく使われている。
    k(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)がそれぞれ1000、100万、10億を表す一方、m(ミリ)、μ(マイクロ)はそれぞれ1/1000、1/100万を表す。

    • G(ギガ) = 109 = 10億・・・メガの1000倍
    • M(メガ) = 106 = 100万・・・キロの1000倍
    • k(キロ) = 103 = 1000
    • m(ミリ) = 10-3 = 1/1000・・・マイクロの1000倍
    • μ(マイクロ) = 10-6 = 1/100万・・・ナノの1000倍
    • n(ナノ) = 10-9 = 1/10億

    接頭辞を使えば、0(ゼロ)をたくさん書いたり、10x などを書かずにシンプルに表現できる。

μSv はマイクロシーベルト、mSv はミリシーベルト。
/h というのは1時間当たりという意味(時間で割って、1時間当たりの数値を表す)。
時速30km を 30km/h と表現するのと同じ。
1時間当たりは「毎時」と書くこともある。
1分当たりの場合は /m (per minute)、1秒当たりの場合は /s (per second)となる。




単位 (ウィキペディアより)
放射線の計測単位を次に示す。放射能の強度(単位時間あたりの放射壊変数)は放射能の項に詳しい。

グレイは吸収した放射線のエネルギーの総量(吸収線量)を表すSI単位である。表記はGyである。単位質量当りの物質が放射線によって吸収したエネルギーを表す。この単位はすべての物質、あらゆる放射線に適用される。1グレイ=1J/kgのエネルギー吸収と定義される。
1989年(平成元年)4月以前は吸収線量の単位としてラド (rad) が用いられていた。1グレイ = 100ラドに相当する。

シーベルトは放射線防護の分野で使われる、人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位である。表記はSvである。吸収線量値(単位、グレイ)に放射線の種類ごとに定められた係数を乗じて算出する。
1989年(平成元年)4月以前はレム (rem) が使用された。1シーベルト = 100レムに相当する。

レントゲンとは、照射した放射線の総量(照射線量)を表す古い形式の単位である。空気中にX線ないしはγ線を照射すると原子がイオン化される。イオン電荷の総量を計測し、電荷の計測区画に含まれる空気の質量で割った値である。1レントゲンは0℃、1気圧の空気中で、2.58×10-4クーロン/kgの電離を発生させる照射線量。
この単位は国際単位系(SI)に採用されず、日本国では1989年(平成元年)4月の国際単位系への切り替え以降使われなくなった。

ラドは、吸収した放射線の総量(吸収線量)を表す古い形式の単位である。表記はradである。単位当りの物質が放射線を吸収し発生したエネルギー(温度上昇)で計測する。
1ラドは0.01J/kgに相当し、国際単位系では吸収線量はグレイ (Gy) で表す。1グレイ = 100ラドに相当する。

レムは、人体への影響度(被曝量もしくは線量当量)を表す古い形式の単位である。表記はremである。人体が吸収した放射線量(単位、ラド)に放射線の種類ごとに定められた係数を乗じて算出する。
国際単位系では線量当量はシーベルト (Sv) で表す。0.01シーベルト = 1レムに相当する。

****キュリー(curie, 記号 Ci)は放射能の古い単位である。
国際単位系では、放射能の単位にはベクレル(Bq)を用いる。1キュリーは厳密に3.7×1010ベクレルに等しい。
量が大きいため、マイクロキュリー µCi、マイクロマイクロキュリー µµCi (SI接頭辞で表せばピコキュリー pCi)が主に使われた。
単位名称は、放射線研究の先駆者であるピエール・キュリー/マリ・キュリー夫妻に因む。



私の一言・・・難しい><

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